老人詐欺という言葉を知っていますか。言葉の字面だけを見て、まず一番におれおれ詐欺などの被害を思い浮かべる人がほとんどなのかもしれませんが、実はこの老人詐欺とはオレオレ詐欺の被害を表す言葉ではなく、出会い系サイトのサギの被害に高齢者が引っかかってしまう事例を表す言葉です。こう説明すると、出会い系サイトのサギの被害にどうして高齢者が巻き込まれるんだと不思議に思う方もいるかもしれません。
非常に失礼な言い方ですが、人生のピークを過ぎた高齢者が出会い系サイトを利用して出会いを求めるということはまず考えられず、したがって詐欺の手口に巻き込まれることもないであろうという考え方が一般的だからです。おそらくこれは多くの人にとっても変わらない認識でしょう。
ところが、あなたの周りにいる高齢者を見てください。ひと昔前の高齢者に比べて、今の高齢者は本当に元気ですよね。平均寿命が大幅に伸びたことなども関係しているのでしょうが。ぱっと見ただけでは実年齢が分からないという人も多くいます。
そう言った人は皆、身体の元気を持て余しているのです。だからこそ、高齢者の中にも出会い系サイトの利用者は増えています。場合によっては五十代後半の男性であっても、ごく普通に出会い系サイトを利用しているのです。彼らが詐欺に引っかかる問題点はどこにあるのでしょう。
実は、問題は身体ではなく、頭の方にあるのです。一見元気に見えるおじいちゃんであっても、ボケはしっかりと進んでしまっているのです。だからこそ、サクラの被害に遭ったとしても、気付かずに騙されてしまうのです。
悲しいことですが、仕方のないことなのかもしれませんね。